
流通卸業 I社様の場合
得意先毎に受注の仕様が異なっていて、取扱商品のアイテム数が多く管理に困っていたお客様に、既存の販売管理システムを改良し、EDI受注システム・在庫管理システムを開発連携することにより、問題を解決し管理が効率的に行えるシステムを構築導入した事例です。
お客様紹介
I社様は、家庭用・業務用ミシンを主体として、多様な輸入家電やベンチャー企業の開発家電、医薬部外品などを扱うスタッフ数60名の卸商社です。
システム導入の背景
システム導入以前の問題点
I社様では、下記のような問題を抱えシステム担当者が悩んでいました。
- 既存の販売管理システムがスタンドアローンシステムのため、複数人での入力作業が行えず数の多い取扱商品に対応することが大変である。
- 仕入・在庫管理はシステム化されておらず数の多い取扱商品に対応することが難しい状況である。
- 得意先である量販店からの受注方式がすべて異なっているため、対応が大変である。
- データのバックアップが適確に行われていない。
問題点に対する改善案の検討
そこで、弊社では下記のことを考え、新システムの開発を提案し導入しました。
- 社内ネットワークを構築し、複数人での運用、システムの連携を考える。
- 既存のスタンドアローンの販売管理システムを複数人での入力作業を可能にする。
- 即時の在庫数の確認等に対応できるようにする。
- 設定により方式の異なる受注に対応できるようにする。
- データベースサーバーを導入し、各システムを連携することにより、業務の効率化を目指す。また、世代管理の行えるバックアップを運用する。
導入システム
I社様のお困り事を解決し、導入したシステムの概要を紹介します。
販売管理システム
既存のスタンドアローンの販売管理システムをクライアントサーバーシステムに改良し複数人での入力作業が可能になりました。
EDI受注システム
EDI受注システムを開発し、設定により方式の異なる受注に対応できるようになり、受注のミスが軽減されました。
仕入・在庫管理システム
仕入・在庫管理システムを開発し、販売管理・EDI受注管理システムと連携することにより在庫の把握確認が適確に行えるようになりました。


まとめ
新システムの開発により数の多い取扱商品の管理が容易に行えるようになりました。
また、設定により色々な受注方式に対応できるようになり、業務が効率化されミスも軽減されました。
お客様の声
十数年前に他社に作っていただいた販売管理システムを使用していましたが、年々取引量が増え既存のシステムでは管理しきれなくなっていました。
また取引先から、FAX発注からEDIでの発注システムへ移行したいとの要望があり、コミニスさんに相談しました。
既存のシステムが、パッケージと違ってイレギュラーな部分や細かい変更に柔軟に対応できた点やコスト面などを考え、現販売管理システムを残し、新たなEDI受注システムと連携する形で対応していただきました。
時代の流れとともに度重なる改変や機能追加も必要でしたが、都度相談にのっていただきました。
現在では少数の人員で、多くのデータを取り扱い処理することが可能になっています。
また、サーバーの管理においてもアドバイスを頂けるので安心です。
小さな要望や疑問にも、いつも親身に応えてくださるので助かっています。