印刷業 Y産業様の場合
ベンダーとのコミュニケーションが上手くいかず機能追加や変更が上手く進まないシステムを引き継ぎ、担当者様とよく話をし、総合的に業務、システム、環境、運用サポートを見直すことにより、お客様に満足いただけるシステムを導入できた事例です。
お客様紹介
Y産業様は、カラーフィルム、反射フィルムなどの大手フィルムメーカーの代理店として、材料販売、加工販売を行っている、スタッフ数50名の会社です。
システム導入の背景
システム導入以前の問題点
Y産業様では、下記のような問題を抱えシステム担当者が悩んでいました。
- ベンダーとのコミュニケーションが上手くいかず、システムにおいて改善のできていない事象が多くある。
- 機能追加や変更で小さなシステムが数多く存在し、運用も管理も煩雑になっている。
- システムが細分化されているため、業務間の連携で矛盾が起きている。
- ネットワーク機器等が古くなり断線などでシステムがダウンすることがある。
問題点に対する改善案の検討
そこで、弊社では下記のことを考え、新システムの開発を提案し導入しました。
- 開発前にすべての担当者様と話をし、気軽に相談のできる体制を作る。
- 旧システムを解析し、業務にあった構成に整理し、新システムの運用開始までに支障がないように問題点を改善する。
- 業務の見直しを含め、業務間の連携を念頭に置き新システムの開発を検討、実施する。
- 簡単で安心な運用ができるように、サーバー及びネットワーク機器の入れ換えを行う。また、適切なバックアップの行える環境を整える。
- 運用開始後にも気楽に相談や依頼ができる良好なコミュニケーションを維持する。
導入システム
Y産業様のお困り事を解決し、導入したシステムの概要を紹介します。
販売管理システム
1.材料販売、加工製品販売の受注伝票の登録をし、出荷・加工手配書を出力します。
2.納品伝票の登録をし、納品書・出荷送り状を出力します。
3.締日毎の請求書を作成します。
4.回収の入力を行います。
5.請求残高、売掛残高、元帳等の管理をします。
発注管理システム
1.発注伝票の登録をし、発注書を出力します。
2.メーカー発注実績データを取り込みます。
3.仕入れ管理をします。
4.支払い管理をします。
5.買掛残高の管理をします。
積算システム
1.材料販売の見積りを作成し、m/㎡単価から見積寸法の販売価格を積算します。
2.見積書を作成する。
加工製品の見積りを作成し、材料、製品寸法、印刷、カットなどの加工費用、製版、抜型などの費用を見積り、ロット毎の見積書を作成します。
3.加工製品の見積りを元に、仕様書を作成します。
4.仕様書から、見積り、受注、発注への機能連携を行います。
在庫管理システム
1.在庫は全てバーコードで管理し、ハンディーターミナルによる入出庫を行います。
2.在庫は、他システムとリアルタイムに連動しており、受注時の在庫確認などが可能です。
3.棚卸しを管理します。
4.在庫月次繰超しを行います。
まとめ
新システムの開発に伴いサーバーやネットワーク機器も一新され、快適に安心安全に使用できるシステムが導入できました。
また、仕事以外でも忘年会に参加させて頂いたりと、お客様との人間関係も良好で、何でも気さくに相談して頂ける状況ができています。